＃080アンティークとグレイジュストライプ

天板が薄目でどっしりとしたレッグが魅力的なフレンチアンティークのダイニングテーブルに合わせたカーテン空間のご紹介です。
シャビーなデザインのフレンチダイニングテーブルの色合いは深みのある素材。全体はシンプルで太いレッグのデザインに風格を感じるダイニングテーブルに、キッチンチェアに、オリジナルデザインのＳ2ラブソファに合わせます。

その窓辺にはそれぞれのアイテムの素朴さと繊細さが浮き彫りに見えるカーテンを選びました。

腰窓のローマンシェードにはLina Herringbone Natural / リナ へリンボンナチュラルを使用して、光沢のあるヘリンボンリネンで上品で落ち着きを感じさせる窓辺を演出しました。

ローマンシェードの良さは上下に高さ調節が出来ること。日差しの強い窓辺は生地の上げ下ろしによって日差しの入る度合いを調節することが出来ます。一番日差しを感じたくない部分だけ生地を下ろし、残りは開けた状態に出来るので光の取り入れが可能になり窓辺をすっきりさせてくれます。

へリンボン織りは平織りと違って密に織られていて、強い日差しを受ける窓にはとてもお勧めです。日中は日差しの明るさで折り柄を浮かばせ、夜になって室内に照明が灯るとその光を受けて鈍い光沢を浮かばせます。リネン素材特有の光沢はヘリンボン織りならではですが、リナヘリンボンナチュラルはその中でも光沢が強い生地です。昼と夜の色合いの違いや、リネン特有のふっくらしたローマンシェードの優しい畳上がりをお楽しみいただけます。

掃き出し窓のカーテンは生地を変え、Lina Marine 8 / リナマリン8の１本プリーツカーテンを合わせました。全体がフラックスよりもホワイトの中にフラックスカラーのストライプを取り入れることで空間が明るくなりますね。フラックスといってもグレイ掛かったフラックスカラーなので、色合いがシックで落ち着き感があります。

レースカーテンにはMuslin Half Linenの２本プリーツを合わせました。モスリンハーフリネンはコットンリネン素材で生地が柔らかく、２本プリーツに仕立てた時のドレープはたくさんの縦線がドレープの特徴で、生地の華奢さがカーテン形状に美しく現れます。

カーテン丈はドレープのリナマリン8を長めに仕立て、レースカーテンのMuslin Half Linen は床までに。ドレープカーテンの印象を強めるとともに、カーテンの足元をすっきり見せます。

素朴なアンティークの風合いとおとなしいストライプの色合いがさりげなくマッチしています。ベルギーリベコ社のテーブルリネンをセットして、素敵な食卓に。

リナマリン8は中厚地の中でもしっかりとした生地質。ホワイトリネンは光を透かしやすい性質ですが、この生地の厚みが思いのほか日差しを避けてくれます。フラックスのストライプは色合いに強さがなく落ち着いた空間を演出します。