とりもと硝子店を訪ねました。

2016. 06. 17 Fri

作家さんのこと

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新緑と澄んだ空気が心地よい季節に「とりもと硝子店」を訪ねました。  

ガラスのランプシェードや器を手作りしている鳥本由弥さん(旧姓:酒井)が晴耕社ガラス工房で共にガラスを学んだパートナーと始められたガラス工房は京都の山あいに溶け込むようにありました。

 

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氷、雪、霜、水蒸気。深々と降る冬の雪、待ちわびる春の雫の輝き 夏の雷鳴、秋のそぼ降る雨など。。 天候や季節によって様々に変容する水の表情を表現したランプシェードや 器、風鈴などがとても人気です。  

 

 とりもと硝子店のガラスは透明感がとても美しいのですが、

ガラスのこだわりなどを教えてください。    

とりもと硝子店のガラスは硅砂、石灰、ソーダ灰等10種類の原料の分析値を もとに、正確に計測し、調合しています。 原料の配合により、作業性や強度、輝き、耐熱性、音の響き等が変わるからです。 透明感を増すために、原料中に混ざり込んでいる不純物を取り除いた後、1300度以上の高温で原料を溶かしたものを素材として使っています。 またその日のガラスの状態に寄り添って、作る作品を変えていくようにしています。    

 

ガラスを通して伝えたいことはありますか?  

手作りのガラスは、たとえ同じグラスであったとしても同じ物はありません。私たちの毎日が特別な事がない同じような毎日であったとしても、全く同じ1日は ないのと同じように。。

日々の生活で使って、いつかガラスが割れてしまったとしてもガラスに日々映し だされた日常や思い出は決して壊れない かけがえのない時間ではないでしょうか。 日々の暮らしに寄り添う物づくりをしていきたいと思います。

 

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鳥本雄介   

1975年 神戸市生まれ 大阪芸術大学デザイン学科卒 印刷会社勤務を経て

2000年 晴耕社ガラス工房入社 荒川尚也氏に師事

2015年 独立 とりもと硝子店を開窯

 

鳥本由弥

1978年 大阪府生まれ 京都造形芸術大学美術学部 彫刻コース卒 

    富山ガラス造形研究所卒

2005年 晴耕社ガラス工房入社 荒川尚也氏に師事

2015年 独立 とりもと硝子店を開窯 

 

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